2026.07.09

10年ぶりに、株式会社ビズデザインのホームページをリニューアルしました。
本来であれば、IT・EC戦略のコンサルタントとして、自社のホームページも常に整えておくべきです。しかし現実には、クライアント様のECページをメンテナンスしたり、売上を上げるための改善に時間を使ったりすることが優先で、自分自身のホームページはずっと後回しになっていました。
今回、その状況をAIエージェントと一緒に一気に見直しました。結論からいうと、想像していた以上に実用的で、驚きの連続でした。
ホームページを長く更新できていなかった理由は、大きく3つあります。
とくに3つ目は、多くの中小企業でも同じではないでしょうか。目の前のお客様対応、販売、出荷、商談、改善活動が優先され、自社サイトの更新はどうしても後回しになる。私自身も、まさにその状態でした。
今回の制作では、AIエージェントにかなりの部分を任せました。私が用意したのは、プロフィール資料、ロゴ、写真、セミナーチラシなどの素材です。そこからAIが内容を読み取り、コンテンツ計画、ワイヤーフレーム、デザインカンプ、WordPress実装まで進めてくれました。
AI AGENT WORKFLOW
旧WordPressを整理し、最新版・PHP・SSLなど土台を整備。
素材を読み解き、訴求軸・サイト構成・ページ内容を設計。
ワイヤーフレームで、デザイン前に導線と情報設計を確認。
ロゴ・写真・コピーを入れ、HTMLデザインカンプを作成。
WordPressテーマ化、固定ページ、投稿カテゴリ、フォームを設定。
表示高速化、SEOメタタグ、H1、不要ページ整理まで対応。
人間の役割は、素材の用意・ログイン・判断・承認。AIエージェントは、手順化、制作、実装、確認を担当しました。
今回の作業は、大きく分けると「WordPressの土台づくり」と「WEBページ制作」の2段階です。
まず、古いWordPress環境を整理し、新しい環境を構築しました。旧環境はWordPress 4.2.2のままで、PHPも古い状態でした。そこから新規インストール、本体更新、プラグイン・テーマ更新、PHP 8.4化、SSL確認まで進めました。
ここで重要だったのは、AIにパスワードを渡さないことです。ログインや取り返しのつかない操作の承認は人間が行い、AIは画面を確認しながら手順を立て、作業を進める。この役割分担が非常に現実的だと感じました。
次に、プロフィール資料や写真、ロゴ、チラシなどをもとに、サイト全体の構成を作りました。トップ、サービス、実績、プロフィール、セミナー・お知らせ、ブログ、お問い合わせという構成を決め、ワイヤーフレームで骨格を確認。その後、実ロゴ・実写真を入れたHTMLデザインカンプを作成しました。
さらに、そのカンプをWordPressのカスタムテーマとして実装し、固定ページや投稿カテゴリ、問い合わせフォーム、ファビコンまで設定。公開後には表示速度の改善と、全ページのSEOメタタグ設定まで行いました。
最近のAIエージェントは、本当に高度になってきています。少し前までは、ホームページをWordPressで自動制作してくれるという話も、「考え方としてはあるけれど、実務ではまだ難しいだろう」と思っていました。
しかし今回、実際にやってみて、AIの進歩は本当にすごいと実感しました。
コンテンツ計画、レイアウト、ワイヤーフレーム、デザイン。どの工程を見ても、短時間で想像以上のものが出てきました。WordPressの管理画面を開いておけば、あとは実装までかなり自動で進めてくれます。
もちろん、自分自身でやる方法もありました。ただ、今回は試しにAIへ任せてみました。すると、デザインの実装、フォーム設定、表示速度改善、SEO対策まで、かなり高い完成度で仕上げてくれました。率直に言って、ほぼ完璧に近い感覚でした。
自分では制作を諦めていた自社ホームページを、ここまでかっこよく作れるとは思っていませんでした。これは単なるホームページ制作の話ではなく、AI導入の参考事例としても非常にわかりやすいと感じています。
中小企業では、「やらなければいけないけれど、時間がない」「専門知識がない」「担当者がいない」という課題が多くあります。ホームページの更新、商品ページ改善、社内資料作成、業務手順書、問い合わせ対応、データ整理など、AIエージェントが支援できる領域は広がっています。
大切なのは、すべてを丸投げすることではありません。人間は目的を決め、素材を用意し、判断し、承認する。AIはその判断をもとに、手を動かし、形にし、記録を残す。この組み合わせが、これからの実務では非常に大きな力になると思います。
今回のホームページリニューアルは、株式会社ビズデザインとしても、AIエージェント活用を企業の皆さまへ提案していくうえで、よい実例になりました。
AI活用や、ホームページ・ECサイトの改善に関心がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。