2026.07.09

最近、AIを使って仕事を進めることの「気持ちよさ」を、改めて強く感じています。
単に文章を作る、調べものをするという段階から、AIエージェントを使ってホームページを作る、業務効率化のためのアプリを作る、調査から分析、資料化までを一気通貫で進める。ここまで来ると、AIは便利な道具というより、仕事の進め方そのものを変える存在になってきました。
私はIT・ECコンサルタントとして、企業様のEC売上向上やWeb活用の支援を行っています。これまでは、売上を伸ばすためのテクニック、サイトの検証、アクセス状況の分析、市場性の調査、競合サイトの確認などを、一つひとつ手作業で積み上げていました。
もちろん、その作業自体に意味はあります。現場を見て、商品を見て、数字を見て、経営者の考えを聞く。その積み重ねが、コンサルティングの質を作ってきました。
ただ、AIエージェントが登場したことで、調査・整理・一次分析のスピードは大きく変わりました。市場調査、サイト評価、SEOの改善方針、商品やサービスの訴求整理、経営課題の分解、業務改善案のたたき台まで、AIに調べさせ、分析させ、スライドやレポートにまとめることができます。
ここで重要なのは、AIに任せきりにするわけではないということです。
AIが出してきた戦略や改善案は、あくまでたたき台です。そこに自分の経験値、企業ごとの事情、商品の特性、経営者の価値観を重ねて検証する必要があります。私自身も、AIに自分の考え方や判断基準を学習させながら、AIが出した案を確認し、噛み砕き、企業様に伝わる言葉へ変換しています。
つまり、コンサルタントの仕事は「すべてを自分で調べて作る」ことから、「AIの力で短時間に材料を集め、人間が判断し、現場で実行できる形に整える」ことへ移っています。
AI AGENT WORKFLOW
1. 調査
市場、競合、サイト、検索状況を短時間で整理する。
2. 分析
売上課題、導線、訴求、SEOの改善余地を抽出する。
3. 戦略
打ち手の優先順位と、成果につながる仮説を組み立てる。
4. 実行計画
誰が、いつ、何を行うかをアクションに分解する。
5. 実行と改善
結果を見ながら、次の改善策へ素早くつなげる。
AIエージェント活用の本質は、単なる時短ではありません。短時間で分析し、戦略を立て、実行計画を作れるようになることで、企業が実際に試せるアクションの数が増えることにあります。
特に中小企業では、限られた人数で多くの業務を回さなければなりません。だからこそ、AIを「作業を置き換える道具」としてだけでなく、「次の一手を増やすための仕組み」として活用することが重要です。
一方で、AI活用は便利だからこそ、使い方のルールも必要です。特に企業で使う場合は、セキュリティと情報管理を最初に設計しておくべきです。
AIエージェントは強力ですが、最後の判断まで自動化する必要はありません。むしろ、調査や整理はAIに任せ、判断、優先順位づけ、顧客への説明は人間が担う。この役割分担が、現実的で成果につながる使い方だと感じています。
AIエージェントによって、私自身の仕事の仕方も変わってきました。分析、評価、戦略立案、資料作成をすべて手作業で抱え込むのではなく、AIを活用して短時間で材料を作り、その内容を検証し、企業様の現場で使える形に整えていく。
これは、コンサルタントだけの話ではありません。企業の中でも同じことが起こります。AIを使える人、AIエージェントを業務に組み込める会社は、課題発見から実行までのスピードを上げることができます。
AIをどう使えばいいのか。どの業務から始めればよいのか。EC、Web、業務改善、経営戦略の中で、AIをどのように実務へ落とし込むべきか。ここは、これから多くの中小企業にとって大きなテーマになっていくはずです。
ビズデザインでは、中小企業のEC・IT活用、AIエージェント導入、業務改善のご相談を承っています。まずは現状の課題整理からお気軽にご相談ください。