2026.07.10
AIエージェント、生成AI、音声入力、ホームページ制作の自動化。便利な言葉はどんどん増えています。
でも、その一方で、ふとした瞬間にこんな本音が出てきます。
「AIに全部任せたら、私の仕事がなくなってしまうんじゃないの?」
今回は、AIを日々使い倒す超AI人間(男性)と、アナログな感覚を大事にする超アナログ人間(女性)の本音トークです。
AIを使うべきか。使わないと時代遅れなのか。それとも、人間が大事にしてきた能力が失われていくのか。少し笑えて、でもかなり本質的な話になりました。
超AI人間(男性)
さっき言ってたよね。「AIに全部任せると、私の仕事がなくなってしまう」って。そこをもう一回聞きたいんだよ。生の声として。
超アナログ人間(女性)
そう。AIがやってくれるようになると、今まで自分がやっていたことを、やらなくてもよくなるでしょ。
超AI人間
便利じゃん。
超アナログ人間
便利なんだけど、そこが怖いの。今まで頭を使って、考えて、手を動かしてやってきたことを、やらなくなる。そうすると、自分の能力が落ちていく気がする。
超AI人間
なるほど。仕事がなくなるというより、「今まで使っていた能力を使わなくなる不安」なんだね。
AIの話になると、つい「効率化」「時短」「自動化」という言葉が先に出ます。でも、超アナログ人間の本音はそこではありません。本当に怖いのは、仕事そのものが消えることだけではなく、これまで積み上げてきた感覚や能力が、使われないまま弱っていくことです。
超アナログ人間
新しいやり方にすぐ切り替えられる人はいいよ。でも、そうじゃない人もいる。いきなり「今までのやり方はゼロです。全部AIでやります」と言われると、ついていけない。
超AI人間
じゃあ、一番いい方法は、変化を緩やかにすることかもしれないね。
超アナログ人間
そう。良い悪いは別として、その方が受け入れやすいと思う。
AI活用でよく起きる失敗は、「便利だから一気に変えよう」とすることです。現場の人にとっては、昨日まで普通にやっていた仕事が、今日から急に不要になるように感じることがあります。
だからこそ、AI導入には段階が必要です。
超AI人間
ガラケーからスマホに変わったときも、最初は「機能が多すぎてわからない」「こんなの使いたくない」と思った人が多かった。でも気づけば、みんなスマホを使っている。
超アナログ人間
今のAIは、その変化が急激すぎるんだよね。
超AI人間
ETCも、10年くらいかけて少しずつ普及した。AIも同じで、急に全部変えるより、少しずつ変化させた方がいいのかもしれない。
新しい技術は、出た瞬間に全員が受け入れるわけではありません。スマホもETCも、最初は「よくわからないもの」でした。AIも同じで、好きな人はどんどん使えばいい。でも、全員が同じスピードで進めるわけではありません。
超アナログ人間
昔は手で書いていた。今はタイピングになった。さらに音声入力になったら、手すら使わなくなる。指先を使うことって、脳にもいいって言うでしょ。
超AI人間
昔は10キロ、20キロ歩いていたのに、車を使うようになって運動能力が落ちるようなものだね。
超アナログ人間
そう。便利になるのはいいけど、人としての能力がどんどん落ちていく感じがする。
仕事は効率化される。入力は早くなる。文章作成も画像制作もAIが助けてくれる。でもその代わりに、人間は何をしなくなるのか。ここを考えないままAIを導入すると、「効率化はできたけれど、人の手応えが消えた」ということが起きます。
超アナログ人間
ホームページとか、自動でできてしまうと言われても、私専門家でないので、何がすごいのかよくわからない。感想を求められても、どう言えばいいのかわからない。
超AI人間
でも、制作会社に30万円、50万円出さなくても、AIを使ってできるなら、金銭的には助かるよね。
超アナログ人間
それはある。助かる部分はある。でも、ついていけない人もいる。
AIを使う側は、「こんなにすごいものができた」と思います。でも、AIに馴染みのない人からすると、そもそも何がすごいのかが見えないことがあります。相手にとって何が助かるのか、何が不安なのか、どこまでなら使えそうなのか。そこまで翻訳して初めて、AIは現場に入っていきます。
超AI人間
これからの世の中は、デジタルとアナログのバランスが重要だと思っている。僕のコンセプトは、デジタルとアナログ的サービスの両方なんだよね。
超アナログ人間
アナログにはアナログの意味がある。新聞のコメントを書き写すようなことも、無駄に見えて、何か意味がある。
超AI人間
パソコンばかり見ていると、山に登りたくなる。遠くの景色を見ると、目が休まるし、心も休まる。そういうバランスは、本当に大事だと思う。
AIを使う。でも、人間の手触りも残す。デジタルで効率化する。でも、アナログな感覚を切り捨てない。大事なのは、両方の声を聞きながら、現場に合ったスピードで変えていくことです。
今回の本音トークで見えてきたのは、AI導入の本当の難しさです。AIが使えるかどうか、AIで何ができるか、AIでどれだけ早くなるか。もちろん、それも大事です。
AI活用は、単なるツール導入ではありません。人の不安をどう受け止め、どう段階的に変えていくか。そこまで含めて設計することが、これからの業務改善には必要です。
超AI人間と超アナログ人間。正反対に見える二人の会話は、AI時代の働き方を考えるうえで、とても大事なヒントを含んでいました。AIは便利。でも、人間もなかなか捨てたものではありません。
AI活用や業務効率化は、ツールを入れるだけでは定着しません。現場の不安やアナログな強みも含めて、自社に合った進め方を整理したい方は、ビズデザインまでご相談ください。