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ChatGPTとCodex合体|AIツール時代のファクトチェック実務事例

2026.07.14

複数のAIツールを使い分けてコンテンツ制作とファクトチェックを進めるイラスト

ChatGPT(Codex)、Claude、Gemini。AIツールの進化があまりにも速く、毎週のように新しい機能や画面変更が出てきます。正直に言えば、追いかけるだけでも疲れる時代になりました。

それでも、AI時代を乗り切るには「全部を完璧に覚える」よりも、「どのAIに何を任せるか」を決めることが大切だと感じています。今回のテーマは、ChatGPTとCodex合体を中心に、複数のAIツールをどう使い分け、コンテンツの正確性をどう高めるかです。

AIツールを追いかけるだけで疲れる時代

AIの進化は本当に速く、画面のインターフェースも、使える機能も、あっという間に変わっていきます。せっかく使い方に慣れてきたと思ったら、また新しい画面、新しい操作、新しいバージョンに対応しなければならない。

これが年に一回の変化ならまだしも、体感としては毎週のように変わっていきます。さらに、ChatGPT、Claude、Geminiのように複数のAIを使っていると、それぞれの変化に追いつく労力も増えていきます。

ただ、ここで重要なのは、すべてのAIを同じように使いこなそうとしないことです。AIツールごとの得意領域を見極め、実務の中で役割分担させる。この発想が、これからのAI活用では欠かせないと感じています。

ChatGPTとCodexの連携で変わること

OpenAIの公式情報でも、CodexはChatGPT内で使えるコーディングエージェントとして位置づけられています。単に質問に答えるAIではなく、作業を分解し、ファイルを編集し、検証結果を示しながら進めるエージェント型の使い方が前提になってきています。

これは、ホームページ運用やブログ制作にも関係があります。たとえば、ChatGPTで企画や文章の骨子を作り、CodexでHTMLや構造、ファイル単位の確認を行い、別のAIで見た目やスライド化を進める。AIを一つの相談相手として見るのではなく、複数の専門スタッフのように使い分けるイメージです。

実務例:AIで作った資料を、別のAIでファクトチェックする

今回、実際に試したのは、AIの歴史を整理する資料づくりです。まずClaude系のツールで、AIの歴史を紐解くスライド資料を作り、それをインフォグラフィック化しました。

その後、そのHTML化したインフォグラフィックを別のAIに読ませ、内容がファクトとして正しいかどうかを確認しました。すると、いくつかの指摘が出てきました。

その指摘を、再び作成側のAIに戻して修正を依頼すると、「確かにその通りです。ここは修正します」といった形で、内容の見直しが進みました。つまり、AIに作らせて終わりではなく、別のAIで検証し、さらに作成側へ戻して修正する流れを作ったわけです。

AI FACT-CHECK WORKFLOW

複数AIで進めるコンテンツ検証フロー

1. 作成

AIでスライド、文章、HTMLのたたき台を作る。

2. 検証

別のAIで事実関係や表現の妥当性を確認する。

3. 指摘抽出

修正すべき箇所を具体的な指摘として整理する。

4. 修正

作成側のAIに戻し、内容を修正させる。

5. 人が判断

最終的な採否、表現、公開可否は人が確認する。

【公開】生成AI発展ストーリー 〜誕生から​AIエージェント時代へ〜​(インフォグラフィック)

AIを使うほど、人の確認が重要になる

ここで大事なのは、AIの出力をそのまま信じないことです。OpenAIのCodexに関する公式説明でも、エージェントが出した結果は人が確認・検証することが重要だとされています。これはコードに限らず、ブログ記事、資料、ホームページのコンテンツでも同じです。

AIはスピードを上げてくれます。しかし、正しさ、文脈、会社としての見解、顧客に伝えるべきニュアンスまでは、最終的に人が判断する必要があります。

中小企業のAI活用は「一つのAIを万能視しない」ことから始まる

中小企業がAIを活用するとき、最初から高度なシステムを作る必要はありません。まずは、日々の資料作成、ブログ作成、ホームページ更新、ファクトチェックといった身近な作業で、AIの役割分担を試すことが現実的です。

たとえば、企画はChatGPT、構造やHTML確認はCodex、表現の別案やビジュアル整理は別のAI、最後の判断は人間。このような流れを作るだけでも、作業の速度と精度は大きく変わります。

AIに負けないように頑張るというより、AIをチームとして使いこなす。そのための試行錯誤を、これからも実務の中で積み重ねていきたいと思います。

まとめ:AI時代の実務力は、使い分けと検証で決まる

AIツールの進化が速い時代には、すべてを追いかけるだけでは疲れてしまいます。だからこそ、目的に応じてAIを使い分け、別のAIで検証し、人が最終判断する。この流れを持つことが重要です。

ブログ、資料、ホームページ運用でも、AIをうまく組み合わせれば、作業は速くなります。ただし、正確性と責任までAIに丸投げするのではなく、検証の仕組みを含めて設計することが、これからのAI活用の実務力になります。

参考:OpenAI Codex公式ページIntroducing Codex

執筆者

宮地 章みやち あきら

株式会社ビズデザイン 代表取締役/AI・IT・EC戦略コンサルタント

1998年のEC黎明期から28年、現場に立ち続けています。楽天市場での自社EC運営(Shop of the Year 受賞多数、年商40億円の上場企業子会社の代表として設立から運営を担当)を経て、楽天株式会社で楽天ブックスのシニアプロデューサーとして売上向上と収益改善を推進。現在は株式会社ビズデザイン代表として、AI活用・DX推進・EC/IT戦略を全国の中小企業に伴走支援しています(支援企業70社)。商工会議所などでのセミナー登壇も多数。

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