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AI時代のサイト運用は、打ち合わせ時間よりアクション数で決まる

2026.07.17

AIを活用してホームページ制作とSEO改善の打ち合わせを進めるイメージ

ECサイト運用、業務効率化などについて打ち合わせをしていると、最近あらためて感じることがあります。

それは、IT系の打ち合わせは「知識が増えたこと」と「実際に前に進んだこと」を混同しやすい、ということです。

専門用語を知る。新しいツールを知る。AIでこんなことができると分かる。そうすると、なんとなく会社が進化しているような気持ちになります。

でも、売上が上がるわけでも、業務効率が上がるわけでもありません。大切なのは、そこからどれだけ具体的なアクションを起こせたかです。

打ち合わせで終わらせず、アクション数で見る

コンサルティングの現場でも、ITやAIの話は盛り上がりやすいテーマです。

「こうやるとよさそう」「このツールが使えそう」「AIでできそう」という話はたくさん出ます。もちろん、それ自体は大事です。方向性を決めるためには、共通理解も必要です。

ただ、最終的にはアクションです。

1つでも多くページを直す。1つでも多くコンテンツを公開する。1つでも多く検索順位を確認する。1つでも多く属人化している作業を仕組みに置き換える。

AI時代のIT活用は、知識量ではなく、実行量で差がついていくと感じています。

AI WEBSITE ACTION

AI時代のホームページ運用で見るべき3つの軸

1. 信頼

会社が存在していることを伝える

会社概要、代表メッセージ、実績、更新状況を整え、取引前の確認に耐えられる状態にする。

2. 集客

検索とAI検索に見つけてもらう

タイトル、説明文、構造化データ、表示速度、記事内容を整え、検索される入口を増やす。

3. 実行

AIで更新作業を前に進める

音声メモ、打ち合わせ内容、現場の気づきを記事や改善タスクに変え、継続的に反映する。

ホームページは、企業の信用確認の入口になっている

いま、企業取引を始めるとき、多くの場合まずホームページを見ます。

会社は実在しているのか。どんな事業をしているのか。代表者の考え方はどうか。実績はあるのか。きちんと更新されているのか。

ホームページがない、あるいは長年更新されていないというだけで、取引前の印象は大きく変わります。極端に言えば、企業として世の中に存在していないように見えてしまうこともあります。

私自身も、セミナーや企業支援を進めるうえで、自社ホームページの重要性をあらためて感じました。企業さんが「宮地さんはどういう人なのか」「株式会社ビズデザインは何をしている会社なのか」と調べたときに、きちんと伝わる場所が必要だからです。

そこで、10年ぶりに自社ホームページをリニューアルしました。

SEO対策は「100点を取る」だけでは終わらない

ホームページを作るだけでは、まだ入口に立っただけです。

次に必要になるのが、検索されることです。会社名で検索したときに出てくる。事業内容で検索したときに出てくる。AIに相談されたときにも、候補として認識される。

そのためには、SEO対策や、AI検索を意識した情報設計が必要になります。

たとえば、ページタイトルやディスクリプションを整える。構造化データを入れる。PageSpeed Insightsで表示速度やユーザー補助、SEOの状態を確認する。画像の代替テキストを入れる。こうした基本の積み重ねが重要です。

ただし、ここで注意したいのは、ツール上の点数がよければ終わりではないということです。

SEOやユーザー補助の点数は、正しく作れば100点に近づけることができます。でも、みんなが100点を取ったら、そこから先は何で差がつくのか。

やはり、内容です。どのキーワードで見つけてもらうのか。どんな実績を載せるのか。どんな悩みに答えるのか。会社の強みをどう言語化するのか。

AIを使えば、こうした改善も以前より速く回せます。しかし、最終的には「何を伝えるべきか」を人間が判断する必要があります。

AI活用は、属人化を減らす方向にも使える

ホームページ運用でよく起きる問題の一つが、属人化です。

更新方法が特定の人しか分からない。画像や文章を誰が直すのか決まっていない。ブログを書きたいと思っても、アップロードの仕方が分からない。結局、担当者に依頼しないと何も進まない。

これでは、せっかくのホームページが動きません。

WordPressのようなCMSを使えば、専門的なコーディングをしなくても、文章を書き、画像を入れ、ページを更新できます。さらにAIを組み合わせれば、音声メモや打ち合わせ内容から記事のたたき台を作ることもできます。

たとえば、現場で話した内容を録音し、テキスト化し、AIで整理してブログにする。これなら、文章を書くのが得意な人だけに依存しなくても、情報発信を続けやすくなります。

重要なのは、作業を人につけるのではなく、会社の仕組みにつけることです。

AIアカウント運用とセキュリティも最初に決める

AIを社内で使うときには、アカウント運用も大事です。

個人アカウントで使うのか、会社としてチームプランを使うのか。誰が管理者になるのか。ファイル共有をどう扱うのか。メールアドレスや通知は誰が受けるのか。

このあたりをあいまいにすると、後から運用で困ります。特に、お客様情報、社内資料、パスワード、契約情報などは、AIに入力してよい情報と入力してはいけない情報を分けておく必要があります。

AIは便利です。でも、会社で使う以上は、便利さとセキュリティをセットで考えるべきです。

これからの差は「使うかどうか」より「どう回すか」

AIを使えば、ホームページ制作も、SEO対策も、ブログ作成も、かなり速く進められるようになりました。

しかし、AIを使っているだけでは不十分です。

打ち合わせで出た話を、どれだけ具体的な作業に分解できるか。AIに任せるところと、人が判断するところを分けられるか。作ったページや記事を、検索順位や問い合わせにつなげるところまで見られるか。

ここが、これからの企業の差になっていくと思います。

知識を増やすことも大切です。でも、それ以上に大切なのは、今日1つ直すこと、今日1つ公開すること、今日1つ仕組みにすることです。

株式会社ビズデザインでは、EC・IT・AIの活用を、現場で実行できる形に落とし込むご支援をしています。ホームページ制作、SEO対策、AIを使った情報発信や属人化解消に関心がありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

この記事で書いた「測って直す」を、実行すべき40項目のチェックリストに落とし込みました。当サイトを83点から92点へ改善した測定記録も含めて、特集ページで公開しています。
SEO・AIO対策Room|実行40項目と改善記録を見る →

執筆者

宮地 章みやち あきら

株式会社ビズデザイン 代表取締役/AI・IT・EC戦略コンサルタント

1998年のEC黎明期から28年、現場に立ち続けています。楽天市場での自社EC運営(Shop of the Year 受賞多数、年商40億円の上場企業子会社の代表として設立から運営を担当)を経て、楽天株式会社で楽天ブックスのシニアプロデューサーとして売上向上と収益改善を推進。現在は株式会社ビズデザイン代表として、AI活用・DX推進・EC/IT戦略を全国の中小企業に伴走支援しています(支援企業70社)。商工会議所などでのセミナー登壇も多数。

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