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AIコンサルタントRoom

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AIエージェントを入れた会社は、
実際に何が変わったのか。

机上の効果試算ではなく、実際に動いた案件の記録です。当社が自社で回した2つのプロジェクトを、着手前の状態・作業日数・追加費用・失敗までそのまま公開します。

人間の役割=決める・気づく・承認する×AIの役割=調べる・つくる・操作する・記録する

CASE 2件実案件の全記録
0円2件とも外注費なし
約7日着手から公開・改善まで

最終更新:2026年8月1日|監修:株式会社ビズデザイン

01 ── PREMISE

「AIを使う」と「AIエージェントを導入する」は別のこと

生成AIに質問して答えをもらう使い方と、AIエージェントに業務そのものを任せる使い方は、得られる成果がまったく違います。まず、この違いを整理します。

AAIを「使う」

文章の下書き、要約、アイデア出しなど、人が作業する時間を短縮する使い方です。効果は「1回あたり数分の短縮」に収まり、担当者ひとりの生産性で止まります。導入は簡単ですが、事業の数字は動きません。

BAIエージェントを「導入する」

調査・計画・制作・管理画面の操作・検証・記録までを、一連の流れとして任せる使い方です。人は目的を決め、承認し、違和感に気づく役に回ります。効果は「案件そのものが完了する」単位で表れます。

STEP 0 ── すべての起点

制作の全体指示は、まず自分自身が出す

「AIに任せる」といっても、最初の設計図を描くのは人間です。上の2案件でも、着手前に次の5つを発注者である自分自身が決め、その内容をAIエージェントへ指示しました。ここは経験のある人間にしか書けない部分であり、ここの精度がそのまま成果物の質になります。

  1. サイトコンセプト 誰に向けて、何を約束するサイトなのか。事業の強みと、競合とは違う立ち位置を言葉にします。AIが素材を読み取って構成を提案できるのは、この軸が定まっているからです。
  2. WEBサイトのコンテンツ 何を載せるかの判断。経歴・支援実績・数字といった一次情報は、自社にしか出せません。この案件では経歴資料・ロゴ・写真5枚・チラシの4点を自ら用意しました。
  3. デザイン指示 目指すトーンを具体的に伝えます。「Apple風の構成」「グレイッシュ×ロゴのオレンジ」「本文は16px以上」など、判断基準を先に渡すことで手戻りがなくなります。
  4. 運営方針 SEO対策・AIO(AI検索)対策の方針、GA4やSearch Consoleといった計測ツールの接続指示まで、公開後にどう育てるかを最初に決めておきます。
  5. 制作プロセスの指定 ── 順番を踏ませることが、いちばん効きます いきなり「サイトを作って」と言わず、次の工程を順に踏むよう指示しました。各段階で人が確認するため、修正が安い段階で軌道修正できます。
    コンテンツ計画サイトマップワイヤーフレームデザインカンプコーディングチェック

AIは「どう作るか」を知っています。しかし「何を作るべきか」と「どの順で進めるべきか」は、経験のある人間からしか出てきません。ここを他人任せにすると、きれいだが刺さらないサイトが出来上がります。
──とはいえ、この「指示を出す経験」が社内にない場合はどうするのか。その答えは「コンサルタントの役割」でお話しします。

走り出したあとも、成果を決めるのは人間の役割です

最初の指示を出したあとも、人が担う仕事は残ります。この2案件を通して最もはっきりしたのは、AIに任せられる範囲が広がるほど、人間が担う4つの役割の重みが増すということでした。丸投げではなく分業です。

HUMAN ── 最重要

人間の役割

= 決める・気づく・引き受ける

  • 目的と優先順位を決める何のためにやるのか、どの業務から着手するのか。ここを外すと、どれだけ精度の高いAIでも成果は出ません。
  • 違和感に気づく出てきた成果物や報告が、自社の実態と合っているか。これができるのは、自社を知っている人間だけです。
  • 承認し、責任を持つ公開・削除・配信といった「取り返しのつかない操作」は、必ず人が判断し実行します。
  • 認証を握るID・パスワードの入力は人間のみ。AIには渡しません。この線引きが安心して任せられる前提になります。
×
AI AGENT

AIエージェントの役割

= 調べる・つくる・動かす・残す

  • 調べて、計画する最新の料金体系や技術基準をWebで調査し、実行プランとKPIまで設計します。
  • つくる原稿執筆、デザイン、画像生成、テーマ実装、アプリ開発。制作の手を担います。
  • 実際に操作する管理画面・サーバーパネル・サイトをブラウザ上で直接操作し、設定変更まで実行します。
  • 検証し、記録する動作検証を行い、手順と注意点を作業ログ・スキルとして残します。次回はこれが効きます。
「AIに仕事を奪われる」ではなく、「人の仕事が判断に集中する」。 実際、この2案件で人が手を動かした時間はごくわずかでした。代わりに判断と承認がボトルネックになります。裏を返せば、経営者・担当者が何を目指すかを言語化できていない組織では、AIエージェントを入れても止まってしまう、ということです。
CASE STUDY 01 ── WEB SITE
CASE01

10年放置されたホームページを、全面刷新する

題材は当社自身のコーポレートサイト biz-design.jp。環境の刷新から、企画・デザイン・実装・公開、そして計測基盤づくりまでの全記録です。

期間:土台 約半日+制作 約1日追加費用:0円外注:なし人の作業:素材の用意・判断・承認のみ当時の所感を書いたブログ記事 →

着手前の状態

「昔つくったまま放置している」──中小企業でもっとも多いパターンでした。

項目Before(着手前)After(完了後)
WordPress4.2.2(2015年構築のまま)7.0(最新)
PHP実行環境7.4(サポート終了済み)8.4
プラグイン旧版のまま全件最新化(セキュリティ対策済み)
コンテンツ投稿は「Hello world!」のみ固定ページ6枚+投稿カテゴリ2種
サーバー応答速度2.5秒0.15秒(約94%短縮)
SEOメタタグ未設定全9ページに個別実装
アクセス解析なしGA4稼働・管理者アクセスは除外
構造化データなし会社・記事・イベントを実装

進行の記録

  1. 第1部 ── 土台づくり(約半日)

    旧環境の撤去から最新化まで、ブラウザ操作だけで完結

    旧WordPress 4.2.2のファイルとデータベースを整理し、新規インストール後に最新版へ更新。プラグイン・テーマを全件最新化し、PHPを8.4へ、SSLのhttps配信まで確認しました。人が手を動かしたのはログインと承認だけです。

  2. 第2部① ── コンテンツ計画

    渡した素材は4つだけ。そこから構成が立ち上がる

    用意したのは、経歴をまとめたパワーポイント・ロゴ・写真5枚・セミナーチラシのみ。AIがこれを読み取り、訴求軸とサイト構成(7セクション)を設計しました。発注者側の作業は、選択式の質問に答えて計画書を承認することだけです。

  3. 第2部② ── ワイヤーフレーム

    直しの安い段階で、骨格に合意する

    グレーの箱だけで全6ページの骨格を設計し、ブラウザで確認できる形にしました。「大見出し→短いコピー→CTA→ビジュアル」という構成をこの段階で確定させます。デザインに入ってから直すより、はるかに手戻りが小さくなります。

  4. 第2部③ ── デザインカンプ

    完成形をHTMLで再現し、チャットで修正する

    実際のロゴ・写真・コピーを入れた完成形をHTMLで作成。ロゴ画像から配色とシンボルを抽出して反映しました。「写真を入れ替えて」「もう少し小さく」といった修正は、チャットで指示するだけで反映されます。

  5. 第2部④ ── WordPress実装・公開

    カンプが、そのまま本番になる

    カンプをWordPressのカスタムテーマに変換し、固定ページ6枚と投稿カテゴリを作成。お問い合わせフォーム、ファビコン、初回記事の公開まで実施しました。テーマのアップロードやページ作成も、AIがブラウザ上で行っています。

  6. 第3部① ── 日本語デザインの磨き込み

    「ビズデザインが選ばれる理/由」で改行される問題を解消

    日本語には英語のような単語間スペースがないため、ブラウザ標準ではどこでも改行されます。CSSの text-wrap: balanceword-break: auto-phrase に加え、Google製のBudouXライブラリを組み込み、Safariを含む全ブラウザで文節単位の折り返しを実現しました。指示はチャットで一言、原因調査からスマホ幅での検証まで完結しています。

  7. 第3部② ── 計測基盤の構築

    作業の順番を設計すると、後の工程が楽になる

    GA4の測定IDを取得してテーマにタグを実装(管理者自身のアクセスは計測から除外)。先にGA4を設置していたため、Search Consoleの所有権確認がプロパティ追加だけで数秒で完了しました。確認用ファイルのアップロードやDNS設定という、初心者がつまずきやすい工程を丸ごと回避できます。

  8. 第3部③ ── 巡回依頼と構造化データ

    10年前の情報がGoogleに残っている状態を解消する

    サイトマップを送信し、URL検査でインデックス登録をリクエスト。あわせて会社情報・記事情報・イベント情報をschema.org形式(JSON-LD)で埋め込みました。プラグイン不要・テーマ内コード約30行で、記述も配信検証もAIが実施しています。

1計画→設計→実装→公開
0.15サーバー応答
(2.5秒から94%短縮)
9ページSEOメタタグを個別実装
0追加費用(外注なし)

この案件で人間がやったこと(重要)

まず全体指示を出す──サイトコンセプト、載せるコンテンツ、デザインの方向性、SEO・AIO・計測を含む運営方針、そして「コンテンツ計画→サイトマップ→ワイヤーフレーム→デザインカンプ→コーディング→チェック」という制作プロセスを自ら指定。素材4点(経歴資料・ロゴ・写真5枚・チラシ)を用意する/各段階の計画書・ワイヤー・カンプを確認して承認する/ID・パスワードを入力する/旧データの削除を承認する/「スマホで単語の途中で改行されて読みにくい」といった違和感を指摘する/公開を判断する。

AIエージェントがやったこと

素材の読み取りと訴求軸・サイト構成の設計/ワイヤーフレームとデザインカンプの制作/WordPressカスタムテーマへの実装/サーバーパネル・管理画面のブラウザ操作/応答時間の計測と原因特定・キャッシュ設定/日本語折り返しの原因調査・ライブラリ選定・実装・検証/GA4タグとSearch Console登録/構造化データの記述と配信検証/全工程の作業ログ化。

この案件で分かったこと。 環境構築は「画面を読んで判断し、操作して確認する」ループの繰り返しで、AIがもっとも得意とする領域でした。結果として人の作業時間はごくわずかになり、判断と承認がボトルネックになります。そして手順が自動で記録されるため、作業ログがそのまま引き継ぎ資料・再開手順書になりました。
CASE STUDY 02 ── LINE MARKETING
CASE02

友だち0人から、集客の仕組みを立ち上げて育てる

ホームページはできた。では見込み客との継続接点はどうつくるか。LINE公式アカウントの立ち上げから、特典制作・利用者の声による改善・診断アプリ開発までの7日間の記録です。

期間:7日間追加費用:0円(LINE無料プラン+内製)友だち:1人 → 40人専任担当:なしLINE活用の考え方を書いたブログ記事 →

課題1時間がない

本業の合間にアカウント開設・画像作成・原稿執筆・投稿まで、とても手が回らない。

課題2ノウハウがない

LINE公式アカウントの料金体系も、何をどう配信すべきかも分からない。

課題3人手もない

専任担当を置く余裕はない。外注すれば初期数十万円+月額費用が発生する。

7日間の記録

  1. DAY 1 ── 立ち上げ

    調査から配信・自動応対まで、7ステップを1日で完了

    「LINEマーケティングを始めたい」の一言から着手。AIがWeb検索で最新の料金体系を確認し、月200通まで無料=0円で開始できると特定したうえで実行プランとKPIを設計しました。告知画像はブランド配色に合わせてコードで自動生成し、管理画面へのアップロードから配信ボタンまでAIが操作。人は原稿と画像を確認して「OK」と伝えるだけです。デザイン外注なら数万円+数日かかる工程が、承認込み1時間以内に終わりました。

  2. DAY 1 ── 導線と受け皿

    集めるだけでなく、受け取る体制まで同日に整える

    サイト全ページのフッターにQRコードと友だち追加ボタンを設置(PCはQR併記、スマホはボタンのみ)。あわせてチャット応対を平日9:00〜18:00でオンにし、時間外は自動返信、AIチャットボットにQ&Aを5件登録、どの自動応答にも問い合わせフォームのURLを併記しました。マーケティングは「配る」だけでなく「受ける」までを揃えて完成します。

  3. DAY 2-3 ── 登録する理由をつくる

    友だちを集める前に、渡すものを用意する

    登録特典として企業診断チェックシートを4種類制作。初級編2種は専門用語なし・3択・5分で終わる設計、詳細版2種は経済産業省「DX推進指標」に準拠した7分野35問/6分野30問です。各シートにPDFと自動採点Excel(プルダウンを選ぶだけで点数・タイプ判定・レーダーチャートを自動作成)を用意し、計12ファイルを整備しました。設問設計から採点ロジック、Excelの数式検証まで、制作はすべてAIエージェントです。

  4. DAY 3 ── 届く仕組み

    点ではなく、面の導線をつくる

    LINEはファイルを添付できないため、検索に出ないnoindex設定の会員限定ダウンロードページを用意。募集ページとTOPバナーで「何がもらえるか」を先に見せる導線に変更し、あいさつメッセージによる自動配布(無料通数を消費しない)と、4分割のリッチメニューを常設しました。配信を見た人だけでなく、後から来た人も特典に辿り着けます。

  5. DAY 4 ── 利用者の声で、その日のうちに直す

    「文字が小さい」「分かりづらい」を即日反映

    公開したからこそ届いた2つの声に、どちらも同日中に対応しました。ひとつはスマホ専用PDFの新設──紙の縮小版ではなく画面比率(ほぼ9:16)で組み直し、文字を実質2倍に。もうひとつはダウンロードUIの3段構成化──「PC推奨/スマホ閲覧用/印刷用A4」に統一し、主役の1つだけを黒ボタンにして優先順位を示しました。機能を足すほど、案内はシンプルにする必要があります。

  6. DAY 5 ── 紙の診断を、アプリにする

    「読む」から「タップして診断する」へ、半日で

    インストール不要のWebアプリとして、iPhone・Android両対応の企業診断アプリを開発。1問1画面・タップで自動前進し、点数・タイプ判定・レーダーチャートを自動表示します。回答は端末内だけで処理し、サーバーへの送信・保存はありません。既存チェックシートの設問データをそのまま流用したため、資産があったからこそ半日で完成しました。

  7. DAY 5 ── 自分たちの道具をつくる

    コンサルティングで毎回使う作業を、41項目のアプリに

    従来型のSEOに加え、ChatGPTなどのAIに引用されるためのAIO(LLMO)対応まで含めた41項目のチェックアプリを開発(サイト全体21項目+ページ別20項目)。全項目に「なぜ必要か」「どうやるか」の解説を付け、基準はその都度Web検索で最新を確認しています。

  8. DAY 6-7 ── 配信ネタ切れの壁を越える

    「配るもの」ではなく「使ってもらう道具」へ

    特典が一巡すると必ず「次は何を配る?」という壁が来ます。ここで発想を切り替え、更新し続ける常設の特集ページ「Roomシリーズ」を新設(第1弾=SEO・AIO対策Room)。さらに改善に使ったSEOチェッカーそのものをLINE会員へ公開しました。特集ページが検索から新規を集め、LINEが既存客との接点を保つ──役割を分けたことで、両方が活きています。

点を、1本の線につなぐ

作ったものはバラバラのままでは機能しません。入口から相談までを一続きにしました。どの段階でも売り込みが発生しないことが要点です。

知る検索・TOPバナーから特集ページへ
読む特集Roomで基準と実践記録を知る
登録するツールを使うための鍵としてLINE登録
試す自分のサイトを採点し課題に気づく
相談する直し方の相談=無料相談へ
140友だち数(5日間)
16配布した特典ファイル
(PDF・SP版・Excel)
2開発したアプリ
(企業診断/SEOチェック)
0追加費用

この案件で人間がやったこと(重要)

「LINEマーケティングを始めたい」と目的を伝える/実行プランとKPIを承認する/配信原稿と告知画像を確認して承認する/LINE管理画面・WordPressにログインする/配信内容と頻度の方針(売り込みは3回に1回以下)を決める/受信テストをして違和感を伝える/利用者から届いた「文字が小さい」「分かりづらい」という声を拾い、直す判断をする。

AIエージェントがやったこと

2026年時点の料金体系のWeb調査と無料枠での開始提案/3フェーズの実行プランとKPI設計/配信原稿の執筆と告知画像のコード生成/LINE管理画面の操作と配信実行/サイトフッターへの導線実装/チェックシート4種(設問設計・採点ロジック・Excel数式検証)の制作/スマホ専用PDFとUI改修/診断アプリ2本の開発/特集ページの制作/全工程のスキル化。

※2026年7月26日〜8月1日の実績値です。規模はまだ小さいものですが、重要なのは「毎日直せる体制」が7日で立ち上がったことにあります。

TURNING POINT

そして、AIが間違えた。

この7日間で最も重要な出来事です。AI導入を検討されている方に、成功例よりも先にお伝えしたい話です。

AIの報告

「解析が動いていません」

「Googleアナリティクスが動作しておらず、今週の施策の効果が記録されていません」──AIはそう報告してきました。

人の指摘

「いや、計測はできている」

「GA4の計測はできています。自分のアクセスをカウントしない設定にしているため、勘違いではないですか」と指摘しました。

原因

見ていた画面が違った

AIは管理画面にログインした状態でページを見ていました。管理者を計測対象から除外する設定のため、その画面にだけ解析タグが出力されていなかったのです。

AIは嘘をついたのではなく、「見えたもの」を正確に報告した。
見せ方が間違っていれば、AIは正しく間違える。最後に「おかしい」と気づけるのは、自社を知っている人間だけです。

気づきを、仕組みに変える。 同じ間違いを二度起こさないよう、設計そのものを変えました。①ページの取得条件を「一般の訪問者と同じ」に固定し、管理者だけに見える画面を判定材料にしない。②AIの判定を答えとして押し付けず、「まず自分でチェックし、自動判定で答え合わせをする」流れに組み替える。③自己認識と機械判定の「食い違い」を最優先で赤く表示する。AIの失敗は責める対象ではなく、仕組みを強くする材料です。
HUMAN × AI

領域別に見た、人間の役割とAIの役割

サイト開発・SEO/AIO対策・LINEマーケティングでは、任せられる範囲も、人が握るべき部分も少しずつ違います。上の2案件で実際にどう分けたかを、領域ごとに整理しました。左の列(人間の役割)が、そのまま成果を左右します。

領域人間の役割(重要)AIエージェントの役割
サイト開発 サイトコンセプトを決める/載せるコンテンツを決め、自社にしかない素材(実績・経歴・写真)を出す/デザインの方向性を指示する/制作プロセス(計画→サイトマップ→ワイヤー→カンプ→コーディング→チェック)の順序を指定する/各段階で確認し、公開を承認する 素材の読み取りと構成設計/ワイヤーフレーム・デザインカンプ/WordPressテーマ実装/表示速度の計測と高速化/全工程の記録
SEO・AIO対策 運営方針(狙うキーワード・事業上の優先順位・計測ツールの接続方針)を決める/機械判定の結果が実態と合っているかを検証する/title案の候補から選ぶ/ブランドを守る判断をする 41項目での現状採点/title・descriptionの候補を一覧で提案/構造化データ・パンくず・OGP・alt属性の実装/最新基準のWeb調査/再採点
LINEマーケティング 何を渡せば喜ばれるかを決める/配信の頻度と売り込みの上限を決める/原稿と画像を承認する/利用者の声を拾い、直す判断をする 料金体系の調査とKPI設計/原稿執筆・告知画像の生成/管理画面の操作と配信/特典・診断アプリの制作/改善の実装と検証
すべてに共通 ID・パスワードの入力/削除・公開など取り返しのつかない操作/最終的な責任を引き受けること 手順と注意点をスキルとして記録し、次回は一言で同じ品質を再現すること
人間が握るべき部分には、共通点があります。 それは「自社を知っていないと判断できないこと」「間違えたら取り返しがつかないこと」の2つです。逆に言えば、それ以外はかなりの範囲を任せられます。この線引きを最初に決めておくことが、AIエージェント導入で最も重要な設計判断です。
HOW TO START

この2件から見えた、導入の型

大きな投資を先に決めるのではなく、小さく試して効果を確かめてから広げます。おおよそ3〜6か月を1サイクルとして進めることが多い流れです。

  1. 業務の棚卸し

    毎日と毎週の業務を書き出して、時間がかかっている作業と繰り返しの多い作業を洗い出します。ここで対象を2〜3つに絞ります。

  2. 小さく試す

    絞った業務で実際に動かして、どれだけ時間が減るかを実測します。うまくいかない場合の原因もこの段階で見えます。

  3. 型にする

    効果が確認できた進め方を指示文のテンプレートや手順書に落とし込みます。誰がやっても同じ結果が出る状態にします。

  4. 資産にする

    手順と注意点、失敗の回避策をAIの「スキル」として保存します。次からは一言で同じ品質の作業が再現され、属人化が解消されます。

4つ目が、いちばん見落とされます。 上の2案件では、作業の手順とつまずきの回避策をすべてスキルファイルとして記録しました。結果として「ブログをLINE配信して」「SEOアプリを本番にUPして」の一言で、同じ品質の作業が再現されます。GA4を誤判定した原因と対策も記録済みで、同じ失敗はもう起きません。担当者の頭の中にしかなかった業務ノウハウが、会社の資産に変わります。
費用の考え方について。 ご予算・体制によって進め方が変わるため、金額を一律には掲げていません。初回のご相談は無料です。現状をうかがったうえで、想定される作業量と期間、費用の目安をお伝えします。無理に契約をお勧めすることはありません。
CONSULTANT

経験を元に、いかにAIを使いこなすか。
そこを一緒に担うのが、私たちの役割です。

ここまでお読みいただいて、鍵を握るのはAIの性能ではなく「指示を出す側」だと感じられたはずです。実際、AI導入がうまくいかない会社のつまずきは、ほぼここに集中しています。

よくある行き詰まり。 AIエージェントは導入した。しかし、何を作らせるべきか、どの順で進めさせるべきか、出てきたものが良いのか悪いのか──それを判断できる人が社内にいない。結果、便利な道具を持ったまま止まってしまう。これは能力の問題ではなく、単純に「経験の蓄積がまだない」だけです。
01 ── 伴走型

一緒に指示を出しながら、社内に「指示できる人」を育てる

御社の担当者と並走し、コンセプト設計から工程の切り方、AIへの指示の出し方、出てきた成果物の見極め方までを実務のなかでお伝えします。最終的に当社がいなくても回る状態がゴールです。

02 ── 実行型

当社が指示者となり、成果物まで仕上げる

「まず結果が欲しい」「社内に手が空く人がいない」という場合は、全体設計から実装・検証までを当社が指示者として進めます。進め方は上のCASE 01・02とまったく同じです。

03 ── 点検型

すでに動いているAI活用を、点検して方向を直す

導入済みだが成果が見えない、という段階でのご相談です。対象業務の選び方・指示の出し方・検証の仕組みを点検し、どこで止まっているかを特定して組み替えます。

1998年〜EC黎明期に楽天市場へ出店し、売上TOPを経験。正解のない市場で「試して直す」進め方を体で覚えました。
2015年〜楽天ブックスでの運営経験を経て創業。IT・EC・マーケティングで70社の現場に携わってきました。
2026年その経験を、AIエージェントへの指示に変換しています。上の2案件は、その実演です。

「うちの場合、何から指示を出せばいいのか」──その一言からで構いません。

初回のご相談は無料です。現状をうかがったうえで、想定される作業量・期間・費用の目安をお伝えします。無理に契約をお勧めすることはありません。

Q&A

よくいただくご質問

うちの会社でも、同じことができますか?

上の2案件は、専任のIT担当がいない状態で行ったものです。人がやったのは「目的を伝える」「承認する」「ログインする」「違和感に気づく」の4つだけでした。同じ進め方は、業種や規模を問わず適用できます。まず現状の業務を一緒に棚卸しし、効果が出やすいところから小さく始めます。

従業員10名ほどの小さな会社でも依頼できますか?

はい。むしろ小規模な会社ほど、一人あたりの効果が大きく出ます。専任のIT担当がいない前提で、現場の方が無理なく使える形に落とし込みます。数名規模の事業者から数十名規模の製造業まで、幅広くご支援しています。

AI導入にはどのくらいの費用がかかりますか?

対象業務の範囲と、どこまで実装を当社が担うかによって変わるため、一律の金額は掲げていません。ただし「まず数万円規模のツール費用と、小さな業務ひとつ」から始める進め方をお勧めしており、いきなり大きな投資は必要ありません。初回のご相談は無料で、想定される作業量・期間・費用の目安をお伝えします。

情報漏えいが心配です。安全に使えますか?

安全に使うための設計は、AI導入の最初に決めるべき項目です。入力してよい情報・いけない情報の線引き、利用するサービスの学習設定、アカウント管理と社内ルールの整備をセットでご提案します。上の2案件でも、ID・パスワードの入力と、削除・公開といった取り返しのつかない操作は、すべて人の手に残しています。当社のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

AIが間違えることは、やはりあるのですか?

あります。上のターニングポイントで公開したとおり、当社の案件でも実際に起きました。重要なのは「間違えないAIを探すこと」ではなく、間違いに気づける状態をつくり、気づいたら仕組みに反映することです。当社は、この検証と記録の設計まで含めてご支援します。

対応エリアはどこまでですか?

全国に対応しています。ご支援の中心はオンライン(Zoom・Google Meet・LINE)で、これまで全国各地の企業をご支援してきました。あわせて、岐阜県多治見市の本社と東京都渋谷区の事業所を起点に、東海圏・首都圏は対面でもお伺いしています。

ECサイトの相談もできますか?

はい。代表は1998年から楽天市場でのEC運営に携わり、楽天ブックスの運営も経験しています。EC立ち上げ、モール運用、商品ページの改善、SEO・AIO対策まで、AI活用と組み合わせてご支援できます。

まずはLINEで、気軽に聞いてみる

「うちの業務でも使えますか?」の一言からで構いません。友だち追加で、自社の現在地を10分で確認できる診断チェックシートと、上のCASE 02で開発した診断アプリを無料でお試しいただけます。

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28年分の現場を、AIに載せる。

AIツールの使い方だけなら、いまはインターネットでいくらでも学べます。それでも成果に差が出るのは、「自社のどの業務に、どう当てるか」を決める部分が、業務と商売を知らないと設計できないからです。当社が提供しているのは、AIの知識ではなく、その判断のほうです。上の2つのケーススタディは、その判断を実際にどう下したかの記録であり、同じ判断を御社の事業で下すお手伝いが、当社の仕事です。

決める 何を作るべきか 事業の現在地から、AIに任せるべき業務と、その優先順位を決めます。経験がないと、ここで手が止まります。
指示する どの順で進めるか 工程を切り分け、各段階で確認できる形にしてAIへ渡します。順番の設計が、手戻りの量を決めます。
見極める 出てきたものは、正しいか 成果物と報告が実態と合っているかを判断し、違和感を仕組みに反映します。ここは最後まで人間の仕事です。

「何から始めればいいか」の段階から、お気軽にどうぞ。初回のご相談は無料です。

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