2026.07.27

今日は、LINE公式アカウントを使った集客戦略について整理してみます。
LINEは、もはや単なるSNSというより、生活インフラに近い存在になっています。LINEヤフーの発表では、2025年12月末時点で国内の月間利用者数が1億ユーザーを突破したとされています。
これは、中小企業にとって非常に大きな意味があります。若い世代だけでなく、シニア層にも届きやすい。店舗、EC、サービス業、BtoBの情報発信でも、LINEを避けて通ることは難しくなっています。
ただし、ここで注意したいのは、「LINEで配信すれば届く」という単純な時代ではないということです。
LINEの強みは、日常的に開かれることです。メールよりも気づかれやすく、スマートフォン上で直接届く。情報発信の媒体としては、非常に強い接点です。
一方で、企業のLINE公式アカウントに対するユーザーの目は、かなり厳しくなっています。
LINE公式アカウントの利用実態調査では、友だち追加のきっかけはクーポンなどの登録特典が中心であり、約70%がブロック経験ありという結果も出ています。ブロック理由としては、不要な情報の多さや配信頻度の高さが目立ちます。
つまり、LINEは届きやすい媒体であると同時に、嫌われるのも早い媒体です。
LINE STRATEGY
到達力
幅広い年代に届く生活インフラとしての強さ。
関係性
売り込みではなく、有益な接点を積み重ねる設計。
配信品質
頻度、内容、タイミングを絞り、ブロックを防ぐ運用。
私がまず考えているのは、ホームページにLINE公式アカウントの友だち登録ボタンを設置することです。
ホームページは、会社の考え方やサービス内容を伝える場所です。ただ、訪問者が一度ページを見ただけで、すぐ問い合わせに進むとは限りません。
そこでLINEを使う。ホームページで興味を持ってくれた方と、もう一度つながる導線を作るわけです。
このとき大切なのは、「登録してください」と言うだけでは弱いということです。登録する理由が必要です。
LINE公式アカウントで配信する内容として、まず考えたいのはブログ記事の紹介です。
ただし、毎回「記事を書きました」と流すだけでは、やがて読まれなくなります。LINEに向いているのは、短く、役に立ち、次の行動につながる情報です。
たとえば、LINE登録者限定で次のようなコンテンツを配布する設計が考えられます。
こうしたコンテンツは、単なる販促ではありません。相手の課題整理を助けるものです。
結果として、LINEは「売り込みの配信先」ではなく、「相談前の信頼形成の場」になります。
LINE運用で失敗しやすいのは、配信数を増やすことを成果だと考えてしまうことです。
しかし、ユーザー側から見ると、必要のない情報が何度も届くことはストレスになります。特にLINEは日常の連絡手段でもあるため、企業アカウントからの配信が多すぎると、すぐにブロック対象になります。
配信は、量よりも設計です。
この4点を整理するだけでも、配信の質はかなり変わります。
今は、情報が増え続けています。SNS、検索、動画、メール、LINE、そしてAI。企業も個人も、毎日大量の情報に触れています。
だからこそ、企業側に求められるのは、ただ情報を出すことではありません。
必要な情報を整理し、優先順位をつけ、相手にとって受け取りやすい形に整えることです。
LINE公式アカウントも同じです。配信内容を増やすのではなく、不要なものを減らし、必要なものだけを残す。情報を整理整頓することで、ユーザーにとって価値のある接点になります。
中小企業がLINE公式アカウントを活用するなら、単独の販促ツールとして考えるより、ホームページ集客の延長で考える方が実務的です。
ホームページで知ってもらい、LINEで関係を継続し、有益なコンテンツで信頼を高め、必要なタイミングで相談につなげる。
この流れを作ることが、これからのLINE運用では重要になると思います。
大切なのは、配信することではなく、関係を育てることです。
ビズデザインでは、ホームページ制作、EC導線設計、AI活用、LINE公式アカウントを含めた集客設計まで、事業に合わせた形で整理します。ご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。