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デジタルとアナログの本質はここにあった|シャンプーの法則が崩れた日

2026.10.31

お風呂でボトルの順番が入れ替わり、手のひらのコンディショナーに戸惑う超AI人間と、ドアからのぞく超アナログ人間のイラスト

デジタルとアナログの本質は、決められたルールの下に決められたレイアウトで置き、それを繰り返し使うか、ルールを無視して適当に置くかの違いだと思います。これに気づかせてくれたのは、仕事ではなく我が家のお風呂でした。ある日、ボディソープのつもりでポンプを押したら、手のひらにコンディショナーが乗ってきたんです。

超AI人間と超アナログ人間の本音トークシリーズ、第二弾は生活編。今回はトークではなく、ある生活の一シーンを解説します。

1. ホテルでおなじみ「シャンプーの法則」とは

皆さん、シャンプーの法則ってご存知でしょうか?

いろいろなホテルに泊まっても、置き方の順番はだいたい決まっています。

  • 一番左:シャンプー
  • 真ん中:コンディショナー
  • 一番右:ボディソープ

大抵このレイアウトで置かれています。どのホテルに行っても、です。誰が決めたのかは知りませんが、見事なまでに揃っている。

2. なぜ順番が決まっているのか:お風呂に眼鏡はない

これってやっぱり、視力が弱いというか、お風呂に入るときは眼鏡がなくて、ラベルがしっかり読めないからだと思うんですね。

しかも最近のシャンプーやコンディショナーは、おしゃれになって大きく名前が書いてない。目印がなければ、間違って使うことになりますよね。だから配置レイアウトを一定のルールの下に置いているんだと思います。

それでも間違える人がいるので、シャンプーにはポンプの上のところに点々がついています。コンディショナーにはついていません。もちろんボディソープにもついていません。

この「左・真ん中・右」のルールさえ守られていれば、シャンプーの次にボディソープを頭に塗って「あれ、コンディショナーのはずなのに泡立つぞ?」なんてことは起きないはずです。

3. 事件発生:ボディソープのつもりがコンディショナー

我が家のお風呂も、もちろんこの法則どおり。一番左からシャンプー、その次にコンディショナー、一番右にボディソープ。私はこのレイアウトにしています。

ある日お風呂に入って、さあ体を洗おうと。いつものように何のためらいもなく、一番右のボディソープを手のひらにポンピングしたわけですよ。

そうしたら、なんと、ポンピングした瞬間、白い、少し塊のようなものが手のひらにのっそりと鎮座するではないですか。

泡立つ気配ゼロ。どう見ても、コンディショナーです。

ここで私の中に、とっさに「もったいない精神」が生まれました。この手のひらに乗ったコンディショナー、どうしよう。捨てるのはしのびない。かといって体に塗るわけにもいかない。

結局、水が一番かからなさそうなところに、そっと避難させました。そして改めて体を洗うためのボディソープを探したら……

なんと、レイアウトが変わっていたんです。ありえないですね。

私の生活習慣の中できっちり決められていた「シャンプー、コンディショナー、ボディソープ」の順番が、「シャンプー、ボディソープ、コンディショナー」になっていた。もう驚きですよね。

4. 悲劇の結末:避難させたコンディショナーの行方

まあ、なんとか体も頭も無事に洗い終えました。

さあ、ここで避難させておいたコンディショナーの出番です。指の先ですくった、その瞬間。

ポトリ。

下に落ちて、無駄になりました。もったいない精神で救ったはずのコンディショナーは、結局、排水口方面へ旅立っていきました。とっても無駄なことをしてしまったと、すごく反省しました。

でも、ちょっと待ってください。これ、元を正せば私のせいでしょうか。

5. 法則を崩したのは「超アナログ人間」

一番左がシャンプー、真ん中がコンディショナー、一番右がボディソープ。この法則を、誰かが――まあ、わかると思いますけど、超アナログ人間が――適当に置いたわけです。

レイアウトが狂ったまま、そこに私が登場して、間違ったレイアウトのまま使った。ただそれだけのこと。

超アナログ人間に悪気はないんです。たぶん、空いてるところにポンと置いただけ。でも、その「ポン」で、こちらの手のひらにはコンディショナーが乗るんですよ。心の声としては「なんでそこに置くかな……」です。

6. シャンプーの法則に見るデジタルとアナログの本質

日常の些細なことのようですが、よくよく考えてみると、これってデジタルとアナログの本質じゃないかなと思うんです。

ルールの下にきちっとレイアウトして、それを繰り返し繰り返し使う。生活習慣ですけどね。そうすることで、何のためらいもなく使えるし、間違ってコンディショナーで体を洗うようなこともない。

いろんなホテルに泊まっても、一番左がシャンプー、真ん中がコンディショナー、一番右がボディソープとレイアウトされているのは、このルールがいかに大切かということの表れだと思います。

  • デジタル的な考え方:決められたルールの下に、決められたレイアウトで置く。だから何の詮索もしなくても、間違えずに使える。
  • アナログ的な振る舞い:ルールを完全に無視して、適当に置く。そして次に使う人が困る。

ルールがあって、それが守られて、繰り返されるから、人は迷わない。仕事の現場でも、AIを使うかどうか以前に、こうしたルールと仕組みの話をすることがよくあります(関連:AIを使う会社から、AI時代に強い会社へ)。

生活の一シーンの中の些細なことですが、「あ、なるほど、これがデジタルとアナログの本質か」と感じた今日この頃でした。

ただし、アナログにはアナログの良さがあります。
次回は、アナログの本質を良い面から捉えた記事を書きたいと思います!

以上です。結論はありません。

……と言いつつ、あえて一つだけ言うなら、お風呂のボトルは元の場所に戻してください。

社内のルールづくりや仕組み化で「うちも誰かが適当に置いてるかも」と思ったら、お気軽にご相談ください。

よくある質問

シャンプーの法則とは何ですか?

ホテルの浴室などでよく見られる、ボトルの並び順のルールです。一般的には左からシャンプー、コンディショナー、ボディソープの順に、使う順番どおりに置かれています。眼鏡を外していてラベルが読めなくても、場所だけで迷わず使えるのが利点です。

なぜシャンプーやボディソープの置き場所が決まっているのですか?

お風呂では眼鏡を外しているため、ラベルがしっかり読めない人が多いからだと考えられます。最近のボトルはおしゃれで名前が大きく書かれていないことも多く、配置のルールが目印の代わりになっています。

シャンプーとコンディショナーを見分ける方法はありますか?

シャンプーのポンプの上には点々がついていて、コンディショナーやボディソープにはついていません。配置ルールに加えて、この点々が間違いを防ぐための目印になっています。

執筆者

宮地 章みやち あきら

株式会社ビズデザイン 代表取締役/AI・IT・EC戦略コンサルタント

1998年のEC黎明期から28年、現場に立ち続けています。楽天市場での自社EC運営(Shop of the Year 受賞多数、年商40億円の上場企業子会社の代表として設立から運営を担当)を経て、楽天株式会社で楽天ブックスのシニアプロデューサーとして売上向上と収益改善を推進。現在は株式会社ビズデザイン代表として、AI活用・DX推進・EC/IT戦略を全国の中小企業に伴走支援しています(支援企業70社)。商工会議所などでのセミナー登壇も多数。

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